ブロアーブラシは弊社創業者佐野左内により 1958年(昭和33年)に開発され、 瞬く間に世界中に広がった弊社を代表する製品です。
左内は尋常小学校を卒業後、奉公の為に山梨県より上京し万年筆の行商をしたり、種々の職業を経て、戦後まもない昭和21年ユーエヌ護謨商会を創業しました。ユーエヌの社名の由来は、知り合いの大学教授に会社名を相談した所、これからの日本はアメリカとの関係が重要になると言われ、USAとNipponの頭文字を取って、U.Nにしたと言われています。
奉公先の会社は当時スポイトや万年筆用のゴムを取り扱っていましたが、同じ事をしたら迷惑を掛けてしまうという理由から、左内は別な製品を取り扱う事を決めました。戦後の混乱期、左内は漠然とこれからは日本が豊かになり皆がカメラを持って写真を楽しむ時代が来ると考えました。しかしながら左内にはカメラを製造できるような知識や資本がなかったので、それなら何か、カメラのアクセサリーを自分で考え、製造しようと決心し、ブロアー、ドリー、プラスチックピンやラバーフード等その時代に合った製品を世の中に発表していきました。
ブロアーブラシのゴムの形は左内が箱根の温泉に行く途中、バスに乗った時に、たまたま目の前に座っていた芸者さんが出したコンパクトにヒントを得て決めたそうです。
左内が他界し、フィルムからデジタルに変わった現在においても、ブロアーブラシは今なお世界中で使用されています。
(現在ではカメラの清掃用品としてだけではなく、工業用品として多くの用途で使用されています。)
ユーエヌブロアーブラシは品質を優先する為に、国内の職人により手作業で製造された刷毛を採用し、ブロアーのゴムも開発された当時より天然ゴムを使用しております。検査、組立、包装等全て自社工場内で行っています。
日本発の元祖ブロアーブラシを是非ご使用下さい。